皆様暑い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
FIREしてから2年目の夏を迎えましたが、子供と過ごす時間が持て有意義な夏休みを過ごしました。
サラリーマン時代にはなかったことです。
家族との時間を多く持つことは後悔しない人生を送る上で大切なことではないでしょうか。
よく、サラリーマンが退職まで勤め上げ、退職する本人は家族のために身を粉にして働いたつもりだったが、家族は家庭を省みないで仕事に明け暮れる主人に愛想をつかせて、退職後全く相手にされないという話をよく耳にします。
明らかに家庭内のコミュニケーション不足が原因だと思われますが、決して、退職する本人にコミュニケーション能力がなかった訳ではないと思います。会社では上司や部下あるいは取引先とのコミュニケーションをしっかり取れているので定年まで勤め上げることができたのではないかと思います。
では、何が足りなかったのでしょうか?
家族と共有すべき時間が絶対的に不足したからだったのではないでしょうか。
大切なことは、家族と一緒に過ごす時間を増やすことなのではないでしょうか。
特別なコミュニケーションなど必要ないのです。
一緒にいれば、今まで見えていなかった家族の悩みが見えてきます。
今まで何も問題がないと思っていたことが、そうではなかったことが分かります。
家族は、悩みがあっても忙しい主人には絶対に相談しません。
そして、家族のことを理解してくれない主人に何かを期待することはなくなります。
そうなる前に気付く必要がありますが、期待されなくなったら相談されないので、気付くことはほぼ不可能になります。
こうした状態が長年続き定年を迎えると退職後も全く相手にされなくなります。
要するに、あなたがいなくても何も不都合がない存在になってしまっている訳です。
本当に悲しいことです。
家族のために頑張ってきて、相手にされない訳ですから。
自分は幸いにして早期退職して、家族が抱えている色々な問題に向き合うことができました。
それには、高度なコミュニケーションスキルが必要なものなど全くありません。
ただただ、家族の話を聞いて、一緒に考え行動し、楽しく過ごしています。
一番大切なことは、忙しいそぶりを見せずにひたすら相談しやすい雰囲気を醸し出すことです。
これは、仕事でも同じことだと思いますが、それを家庭で実践するわけです。
仕事も刺激があって楽しいですが、家族と過ごす時間も楽しいですよ。
休日だけ、家族を旅行に連れて行って家族のために頑張っていると思うのは、かつての自分もそうでありましたが、自己満足でしかありません。
一緒にいるのは、自宅でも近所の公園でもよいのです。
旅行先の普段と異なる環境で家族が悩み事を相談したいと思うでしょうか。
環境に順応することに専念することに精一杯になってしまわないでしょうか。
非日常を味わい気分転換にはなるけれども、本質的な解決にはならないと思われます。
何が人生において大切なのか?
もう一度考え直すよい機会になれば幸いです。
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