子どもと過ごす時間

退職して一番よかったと思うことは、子どもと過ごす時間が増えたことです。

サラリーマン時代は、勤務時間が拘束されるため、子どもと直接接する時間が短く、子どもの気持ちを深く理解してあげることができませんでした。

また、毎日子育てに奮闘している妻の苦労も知らずに、その日にあったことの事実だけを聞き、子どもや妻が本当に困っていることに向き合ってあげることができませんでした。

サラリーマンをしていれば仕方ないことだと、退職した今振り返ってもそう思います。

今は、学校まで子どもと一緒に行き、学校の許可を得て授業を参観したり、個人面談に妻と同席したり、一緒に遊んだり、子どもの気持ちに寄り添い、今考えていることなどを理解しようと頑張っています。

子どもと一緒にいると分かるのですが、子どもは日々成長していきます。

サラリーマン生活をしていてももちろん子どもの成長を見ることはできます。

しかし、その時々に深く関わることにより、思い出が強く脳裏に刻まれます。

人はいつか死にます。

死ぬ前に走馬灯のように記憶がよみがえると聞きます。

その時によみがえる思い出は、どんな思い出ででしょうか?

私は、子どもや家族と過ごした沢山のその時々の一瞬の表情が写しだされることを望みます。